引き続き土砂災害などに警戒してください

2021年7月11日

 梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東にのびており、ほとんど停滞しています。
 西日本の上空約6000メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込み、12日にかけて大気が非常に不安定な状態が続き、鳥取県では、特に午後から局地的に雷を伴った激しい雨が降る所がある見込みです。

 既に県西部から中部では、降り始めからの総降水量が450ミリに達し、7月の月降水量の平年値の2倍を超えたところもあり、記録的な大雨となっています。
 これまでの大雨により地盤の緩んでいるところがあるため、11日夜遅くまで土砂災害に警戒してください。
 現在、土砂災害の危険度が下がっている地域でも、少しの雨で危険度が急に高まる場合があるので注意してください。

 また、浸水害や竜巻などの激しい突風、落雷にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 県民の皆さまにおかれては、最新の気象情報を確認するなど、大雨等への備えをしていただくとともに、身の危険を感じたり、市町村からの避難指示等があった場合は、あわてず速やかに危険な場所から避難してください。

<雨の実況>
 降り始め(4日18時00分)から11日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  大山町大山:471.0ミリ
  倉吉市大塚:465.5ミリ
  鳥取市青谷:401.0ミリ
  大山町塩津:397.5ミリ
  倉吉市関金:363.5ミリ

<雨の予想>
(11日に予想される1時間降水量)
 東・中・西部:多いところで40ミリ
(12日に予想される1時間降水量)
 東・中・西部:多いところで40ミリ

(11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量)
 東・中・西部:多いところで100ミリ
(12日6時から13日6時までに予想される24時間降水量)
 東・中・西部:50から100ミリ

情報配信:鳥取県危機管理局